【体験談】英語ができないまま家族で海外駐在へ|出発前に本当にやってよかった英語準備5選

海外駐在が決まったとき、嬉しさよりも先に不安が押し寄せてきませんでしたか?

  • 「英語ができないままで仕事になるのだろうか」
  • 「妻は現地で生活できるだろうか」
  • 「子どもは学校に馴染めるだろうか」
  • 「今から英語を勉強して間に合うのだろうか」

私もまったく同じでした。

当時のTOEICは400点台。

海外の現地社員と英語メールをやり取りすることはありましたが、英会話にはほとんど自信がありませんでした。

それでも、アメリカ駐在が決まりました。

しかも、一人ではなく家族帯同です。

「自分だけなら何とかなるかもしれない。でも、妻や子どもまで不安な思いをさせたくない。」

そんな気持ちで出発までの数か月を過ごしていました。

結果として、私は約8年間アメリカで生活し、仕事も家庭も何とか乗り切ることができました。

振り返ると、駐在前にやるべき英語準備は意外とシンプルでした。

この記事では、TOEIC400点台から家族帯同でアメリカ駐在を経験した私が、

  • 駐在前に本当に役立った英語準備
  • 家族帯同だからこそ感じたこと
  • やらなくてもよかった勉強
  • 英語力が伸びた本当のタイミング

を実体験ベースで紹介します。


結論|海外駐在前の英語準備は「英語力アップ」ではなく「家族全員の不安を減らすこと」

最初に結論です。

海外駐在前の英語準備で一番大切なのは、

英語を話せるようになることではありません。

目的は、

家族全員が安心して海外生活をスタートできる状態を作ること。

これだけです。

もちろん英語力はあった方がいいです。

しかし、数か月で英語をペラペラ話せるようになる人はほとんどいません。

私も出発前は焦っていました。

「もっと英語を勉強しないと。」

「TOEICを上げないと。」

そう思っていました。

でも実際に必要だったのは、

「最初の1か月を乗り切る準備」

でした。

仕事だけでなく、

  • スーパーで買い物する
  • レストランで注文する
  • 子どもの学校へ行く
  • 病院へ行く

こうした生活の場面も待っています。

だからこそ、駐在前は「完璧な英語」ではなく、「困ったときに何とかできる準備」が何より大切でした。


駐在前に本当にやってよかった英語準備5選

① 自己紹介を暗記レベルまで練習する

海外駐在初日は自己紹介の連続です。

会社だけでなく、

  • 現地スタッフ
  • 他部署
  • 取引先
  • 子どもの学校
  • 近所の人

など、自己紹介をする機会が何度もあります。

私は、

  • 名前
  • 会社
  • 仕事内容
  • 家族構成
  • 趣味

だけを何度も音読して暗記しました。

そのおかげで、初日から最低限のコミュニケーションは取ることができました。

自己紹介がスムーズにできるだけで、

「この人は英語が話せる人なのかな」

という良い第一印象にもつながります。


② 会議で使うフレーズだけ覚える

海外駐在では、会議に参加する機会が一気に増えます。

しかし、最初から流暢に話せる必要はありません。

私が実際によく使っていたのは、

  • I agree.
  • Just to confirm...
  • Could you repeat that?
  • Let me check and get back to you.

など、本当に基本的なフレーズだけです。

重要なのは、

「英語を話すこと」ではなく、

「会議に参加すること」。

一言でも発言すると、周囲との距離は確実に縮まります。


③ メールのテンプレートを作っておく

メーカー勤務の場合、最初に一番使う英語はメールです。

私は駐在前に、

  • 依頼
  • 確認
  • お礼
  • 催促

などをテンプレート化しました。

これが本当に役立ちました。

会話はその場で返答しなければなりませんが、

メールは調べながら書けます。

最初の半年は、テンプレートを少し修正しながら送るだけで十分でした。


④ 自分の仕事で使う英単語だけ覚える

単語帳を丸暗記する必要はありません。

それよりも、

自分の仕事で毎日出てくる単語を優先しましょう。

例えば製造業なら、

  • specification
  • validation
  • quality
  • supplier
  • prototype

などです。

これだけでも、

会議の理解度は大きく変わります。

キーワードが聞き取れるようになると、

「今は品質の話だな」

「試作の話だな」

と内容を推測できるようになります。


⑤ 「完璧な英語」を目指さない

これは駐在して一番感じたことです。

アメリカは多民族国家です。

英語が母国語ではない人がたくさん働いています。

私は無料の英語教室へ参加したことがあります。

そこには、

カメルーン、ベトナム、ケニア、中国、メキシコなど、

世界中の人がいました。

みんな文法を気にせず、

とにかく大きな声で話しています。

ある日先生に、

「皆さんの英語をよく理解できますね。」

と聞いたところ、

返ってきた答えは、

「実は何を言っているか分からない人も多いですよ。」

でした。

その言葉を聞いて、

「完璧じゃなくてもいいんだ」

と肩の力が抜けたことを今でも覚えています。


家族帯同だからこそ感じたこと

仕事の英語より心配だったのは、

実は家族でした。

妻は、

「英語が話せないから買い物もできない。」

と最初は不安そうでした。

でも実際には、

ジェスチャーや翻訳アプリを使いながら、

少しずつ生活に慣れていきました。

子どもも最初は戸惑っていましたが、

数か月もすると親より早く英語を覚え、

現地の友達と遊ぶようになりました。

家族全員が少しずつ成長していく姿を見て、

「海外駐在は家族みんなで乗り越えるものなんだ」

と感じました。


正直、やらなくてもよかった英語準備

振り返ると、

あまり効果を感じなかった勉強もあります。

  • 難しい英文法
  • 単語帳の丸暗記
  • ネイティブ向けニュースの聞き流し

もちろん無駄ではありません。

しかし、

海外駐在前の限られた時間なら、

実際に使う英語を優先した方が何倍も効果的でした。


英語力が本当に伸びたのは海外駐在が始まってから

私はTOEIC400点台で渡米し、

駐在中に700点台まで伸びました。

一番の理由は、

毎日英語を使う環境です。

仕事でも、

生活でも、

子どもの学校でも、

英語を避けることはできません。

最初は毎日疲れます。

でも半年、一年と過ぎる頃には、

「そういえば聞き取れるようになっている。」

そんな日が必ず来ます。

英語は、一夜にして話せるようにはなりません。

一文話せるようになり、

二文話せるようになり、

その積み重ねで少しずつ成長していくものです。


まとめ|海外駐在前に必要なのは「完璧な英語」ではない

海外駐在が決まると、多くの人は英語力ばかりを気にします。

しかし、実際に8年間家族帯同でアメリカ生活を経験して感じたのは、

**「完璧な英語よりも、家族全員が安心して新しい生活を始められる準備の方がはるかに大切だった」**ということです。

駐在前に意識してほしいポイントは次の5つです。

  • 自己紹介を暗記する
  • 会議で使うフレーズを覚える
  • メールのテンプレートを準備する
  • 仕事で使う英単語を優先する
  • 「伝われば十分」と考える

英語は駐在後に必ず伸びます。

だからこそ、出発前は焦りすぎず、「最初の一歩」を踏み出す準備をしておけば十分です。


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