
アメリカで生活しているとアメリカの国旗である星条旗をいたるところで見ることができます。

アメリカでは公共の施設だけでなく、
レストランや一般の会社、普通の家でも普通に掲げているので、
アメリカに来て間もなくの時はやっぱりアメリカ人は星条旗に誇りをもっているのだなーと強く感じました。
日本では少し昔、祝日の際に玄関先に日本の国旗・日の丸を出す家がたまに見ることができましたが、
今ではレストランや一般の会社、一般の家で日本の国旗を掲げている場面を見ることはほとんどないかもしれません。
星条旗をよく見てみると、赤線と白線の組み合わせで13本の横線があり、左上に青地に50の白い星が配置されているのが見てわかります。
それぞれ意味があり、
13本=独立当時の13の入植地を表している。
50の白い星=現在の州を表している。
となります。そのため独立当時の星条旗は白い星は13個しか記載されておらず、その後徐々に白い星が増えていって今の50の白い星となっています。
1777年の独立当時の星条旗
引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国の国旗1820年の星条旗
引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国の国旗現在の星条旗
引用先:https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国の国旗
実に26回デザインが更新されているようです。
その中でふと気がついたのですが、
たまに星条旗が半旗になっている時がありました。
気になって調べてみると、半旗にしている意味があり、
それは、
「国家が喪に服している時」だそうです。
この服喪期間は米国大統領か州知事または準州知事によって布告されるようです。
またアメリカで絶対に半旗にしなければならないと決まっている日もあり、
それは以下の日です。
アメリカで半旗にしなければならない特別な日
5月15日 | 保安官記念日 | 殉職した警官を偲ぶための日 |
5月の最後の月曜日 | 戦没者追悼記念日 (メモリアル・デー) | 兵役中に亡くなったアメリカ合衆国の男女を追悼する日 |
7月2日 | 朝鮮戦争退役軍人記念日 | 退役軍人を称える日 |
9月11日 | 愛国の日 | 大規模テロ事件で犠牲となった人たちを追悼する日 |
12月7日 | 真珠湾攻撃の日 | 真珠湾追憶の日 |
上記以外でも、
-大統領または前大統領の死去後30日間
-副大統領、司法長官、前の司法長官、米国上院・下院議長死去後10日間
-米国最高裁判所陪席判事、軍事省長官、前副大統領、州知事の死去後埋葬されるまで
-国会議員が亡くなった日およびその次の日
さらに、
-各省庁、町村、会社などでは、従業員の訃報やその地域で悲しいこと(銃乱射であったり、トルネードで被害が発生したとか)が起きた時などに独自に半旗を掲げることもできるようです。
ちなみにこの半旗を弔意を示すために掲げる方法は日本でも実施されてます。
あまり特定の場所以外では日本国旗を見ることができませんので、
目に見る機会が少ないかもしれませんが、
- 8月15日、戦没者を追悼し平和を祈念する日(終戦の日)
- 天皇・皇后、およびその他皇族の葬儀の日
- 内閣総理大臣経験者の葬儀の日
- 1995年(平成7年)阪神・淡路大震災
- 2011年(平成23年)東日本大震災
- アルジェリア人質事件(2013年1月26日)
- 海外の要人に対する弔意
まとめ
いかがだったでしょうか。
アメリカで生活していると本当にあちこちで国旗を見ることができます。
もしアメリカで半旗を見て、今日は何の日だったのだろうか?と疑問を持った場合は、
以下のサイトにアクセスしてみて下さい。
半旗の理由が記載されているので、何の日か確認することができます。