アメリカで出産!出産後に必要な手続きとは

駐在中にアメリカで出産した場合は、自動的に子供はアメリカ国籍を得ることができます。

また両親が日本人であれば当然日本国籍も取得できます。

ただ忘れてはいけないのが、

アメリカは出産した病院が手続きを全てしてくれるのに対して、日本国籍は自分で申請を行わないといけないこと」です。

また日本国籍申請できる期間は主産後3か月以内という決まりがあります。

少しでも遅れてしまうと、出生届の受理はされないようです。

アメリカでは出産後はおよそ2、3日で病院を退院することになり、その後は子育てに没頭するはめになるので、ついつい忘れがちになります。

申請するためのプロセスを事前に把握しておくこと+必要書類を出産前に準備しておくことは非常に重要です。

①アメリカへの出生届

→アメリカの出生届及び社会保障番号(SSN)の手続きは、出産した病院が手続きを全てしてくれます。

必要な書類は入院中にスタッフがもってきてくれますので、その書類に必要項目を記入するだけです。

誕生日や名前、住所、電話番号など子ども・両親の基本情報が主で難しいものはありません。

注意点として申請には子供の名前が必要となりますので、事前に名前を決めておく必要があります。

書類を提出したら、あとはBirth CertificateとSSNカードが郵送されてくるのを待てばOKとなります。

だいたい2週間ほどかかると思います。

②日本への出生届

→領事館に提出する必要がある書類は以下の3つです。

  • 出生届
  • 出生登録証明 原本とコピー2通
  • 日本国籍を持つ両親の旅券と米国での滞在資格証明

出生届は、出産日より3ヶ月以内に提出しなければ受理されませんので、書類が準備でき次第、提出しましょう。

1.出生届2通

→最寄りの日本国総領事館に問い合わせすることで、出生届用紙を郵送してもらえます。

参考に在デトロイト日本国総領事館のホームぺージを添付します。

https://www.detroit.us.emb-japan.go.jp/jp/ryouji/shussei.htm

2.出生登録証明 原本とコピー2通

→出生登録証明書は病院が発行してくれる「Birth Certificate」で提出できます。

ちなみにBirth Certificateは日米のパスポート取得時にも必要となりますので、5枚ほど準備しておきましょう。

3.日本国籍を持つ両親の旅券と米国での滞在資格証明

→パスポートとビザで対応できます。

③まとめ

・アメリカへの出生届:

→基本的に病院が全て手続きをしてくれます。子供の名前だけは事前に準備しておきましょう。

名前が決まっていない場合、後日でも問題ないのですが、病院より手続きしてくれない可能性が高いです。

・日本への出生届:

→3か月以内に提出する必要がありますので、書類が準備でき次第提出しましょう。

いかがだったでしょうか?

アメリカで出産することはアメリカと日本の国籍を取得することができるのがメリットとなります。

ただ産後はおもうように体が動かない上、子供の世話をほぼ24時間行わないといけません。

出産前の時間があるときに事前準備していると、のちのち楽になりますので、ぜひ事前に準備しておきましょう!!

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