ジョシュアツリーが今世紀中に絶滅!?

カルフォルニア州にあるジョシュアツリー国立公園内で多く生息しているジョシュアツリーが気候変動により今世紀中に絶滅するかもしれないことが新たな研究により明らかになったようです。

ジョシュアツリーといえば、アイルランドのロックバンド「U2」のアルバムタイトルにも引用されたり、数多くのMVで撮影されている場所で有名です。

下記の写真を見てもらうとわかるように、ぐねぐねした外見が珍しい木なのですが、意外と写真映えする植物です。

ソース元:https://www.afpbb.com/articles/-/3239077

研究を行った米カリフォルニア大学リバーサイド校のチームによると、

研究チームの予測によると、人類が温室効果ガス排出をある程度まで抑えることができるという楽観的なシナリオでも、21世紀末までにジョシュア・ツリーの分布範囲は80%減少する。

一方で「いつも通りの状況」というシナリオでは、更新世から生息しているジョシュア・ツリーは21世紀内に完全消滅するという。

現在ジョシュアツリーを見ることができる場所はアメリカ南西部のモハーヴェ砂漠のみですが、

約1万1000年前に最終氷期が終わるまでは、ジョシュアツリーは米国南西部からメキシコ北部までの一帯に生えていたようです。

それが地球の気温が上昇し、乾燥するにつれ、分布域が米国カリフォルニア州のジョシュアツリー国立公園の範囲にまで縮小したのが現時点です。

今後さらに気温が上昇するにつれてこの分布域が狭くなり、最終的には絶滅していくのではと言われております。

http://tmasonblog.com/2019/01/22/アメリカ国立公園シリーズ②/
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