
アメリカの自動車メーカーと言えば、
BIG3と言われてきた「CHRYSLER」、「FORD」、「GMC」の三つの会社が有名です。
この三つの会社が現在販売しているブランドがありそれを一度まとめてみました。
目次
BIG3がアメリカで販売しているブランドは?
→2019年現在で10のブランドが販売されてます。
JeepやCadillacは日本でも聞いたことがあるブランドですが、DODGE, RAM, BUICKあたりはあまり馴染みのないブランドとなります。
基本的にはBIG3がそれぞれのブランドを買収して持っている状態です。

CHRYSLER
Jeep(ジープ)

→1941年、米軍兵士をサポートするために生まれたJeep。そこから4×4カテゴリーのトップブランドとして認知されるように。
RAM(ラム)

→ラムトラックが有名で、1994年デビューの二代目は力強いデザインが話題を呼んで大ヒット。2009年にDODGE(ダッジ)から独立し、現在はRAM(ラム)ブランドとして販売中。
DODGE(ダッジ)

→1914年に設立されたダッジ・ブラザーズ(Dodge Brothers)自動車が前身で、1928年に買収されクライスラーの一部門となった。クライスラーグループの中で、マッスルカーやスポーティーなモデルに力を入れたブランドになっています。古き良きアメリカンを感じさえる商品展開が受け入れられています。
警察もDODGEの車を採用しているケースが多く、DODGEのテールランプを見るとドキドキします。
FORD
LINCOLN(リンカーン)

→キャデラックの創始者でもあるヘンリー・マーティン・リーランドによってえ1917年に設立された高級ブランドです。1922年にフォードモーターに買収され、別に設立されていたエンジン専門メーカーのリンカーンモターカンパニーが子会社として組み込まれることになりました。ブランド名の由来は、創業者が尊敬していた第16代アメリカ合衆国大統領、エイブラハム・リンカーンにちなんだものである。
GMC
CADILLAC(キャデラック)

→歴代アメリカ大統領をはじめ世界各地地のVIPを顧客に持つ、アメリカを代表する高級ブランドです。日本でも正規輸入が行われているので、たまに走っているのを見ることができます。
BUICK(ビューイック)

→起源となるビュイック・モーター社は1903年に設立。現在はゼネラルモータースのブランドの一つでシボレーより上級、プレミアムブランドのキャデラックよりは下のポジションという位置づけになっています。
CHEVROLET(シボレー)

→日本ではスポーティー(カマロやコルベット)な印象が強いシボレーですが、GMC内においては、大衆車ブランドに位置され、ピックアップからミニバンまでバリエーションが豊富に揃っています。世界中で最も親しまれるアメリカンブランドの地位を確立しています。
BIG 3のアメリカ内での販売シェアは?
ちなみに日系メーカーではトヨタが14%で、ホンダが9%、日産が8%となってますので、この6社で75%となります。
2019年9月現在のデータですが、アメリカ内ではGMCが17%、CHRYSLERが13%、FORDが14%の販売シェアとなってます。
また日系メーカー(トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバル、三菱)は38%のシェアとなり、北米内ではなかなかなシェアとなりますね。

車種別2019年通年での販売台数は?

FIAT CHRTSLERの販売している車種での売れ筋は、「RAM pickup」と「RAM truck」と「Jeep truck」のようです。

Fordの販売している車種の売れ筋は、「F series」と「Ford truck」のようです。

GMCの販売している車種の売れ筋は、「Equinox」、「Silverado」のようです。
BIG3いずれもピックアップトラックやSUVといった大型の車種が売れており、セダンや小型車はほとんど人気がないイメージです。
都市部を除けば、アメリカの道やパーキングエリアは広いですし、ガソリン代も安いのでより安全な大型車が好まれるのだと思います。
BIG3のまとめ
いかがだったでしょうか?
一時はBIG3いずれも経営不振で破産直前までいってしまいましたが、今でも魅力的な車を販売してます。
また品質で少し抵抗があり購入することを躊躇してしまっているかたは、レンタカーで積極的にアメ車を借りてみてはいかがでしょうか?
日本ではなかなか乗ることができないアメ車を駐在中に堪能しましょう。